
石油・化学産業向けDXサミット
概要

旭化成株式会社
取締役 専務執行役員
デジタル共創本部長
久世 和資 氏

東レ株式会社
上席執行役員
研究本部長
井口 雄一朗 氏

日本ゼオン株式会社
デジタル研究開発推進室
主任研究員
和田 梓 氏

住友化学株式会社
理事
エンジニアリング部長
小林 伸行 氏

三菱ケミカル株式会社
技術統括本部
生産技術部 部長
杉原 昌樹 氏

日産化学株式会社
富山工場 品質保証室長
品質管理責任者
小澤 智行 氏
デジタルを活用した
大手化学メーカーによる
最新DX事例
先進素材/材料の
研究開発における
デジタル活用の講演
石油・化学産業の
DXを実現するための
最新ソリューション
日本の石油・化学産業にとってDX(デジタル変革)への取り組みは喫緊の課題となっています。研究開発フェーズでは「開発期間の短縮化・効率化」、製造プロセスにおいては「生産最適化」、「安全安定操業」「設備保全」や「技術伝承」に至るまでDX無くしては成り立たなくなっています。
また、連続運転期間の延長などのメリットを享受できる国の「スーパー認定事業所制度」を取得するためには、IoTやビッグデータなどの技術を導入する必要があります。重要インフラ分野に位置付けられる石油・化学業界においては、サイバー攻撃に対してもセキュリティを担保していく必要があります。
本セミナーでは、大手化学メーカーによるDX活用・推進の最新事例やデジタル人材活用における取り組み、先進素材の研究開発におけるデジタル活用の事例、生産性向上やデータドリブン経営など事業の競争力強化にデジタルを活用している大手化学メーカーのDX戦略などをお届けするとともに、DXを実現するための最新ソリューションを協賛企業の講演で紹介します。
開催概要
- 名称
- 石油・化学産業向けDXサミット
- 会期
- 2023年3月13日(月)~ 3月14日(火)
- 形式
- ライブ配信セミナー
- 主催
- 株式会社 化学工業日報社
- 共催
- MONOist編集部
アイティメディア株式会社 - 参加費
- 無料
- 対象者
- DX(デジタル変革)推進を実施・検討する石油/化学/素材/材料メーカーの方
※申込の締切は 2023年3月14日(火)14:00 までとなります。
プログラム
Day1:3月13日
基調講演1-1 3月13日 13:00~13:30
旭化成のデジタル基盤強化と人材育成
旭化成のDXは、全従業員にとってデータやデジタルの活用が当たり前となる「デジタルノーマル期」を目指した様々な施策を展開しています。今回は経営基盤強化に向けた人材育成重要施策について、自己研鑽型のデジタル活用人材と現場密着型のデジタルプロ人材育成を意識した具体的例などを紹介します。
旭化成株式会社
取締役 専務執行役員 デジタル共創本部長
久世 和資 氏1987年 日本IBM入社。東京基礎研究所にてプログラミング言語等の研究領域をリード。2005年に執行役員、2017年より最高技術責任者。2020年7月に旭化成に入社、2021年4月に常務執行役員デジタル共創本部長。2022年6月より現職。
セッション1-1 3月13日 13:35~14:05
ServiceNowのOTマネジメントで実現する工場の安定稼働とセキュリティリスク対策
多くの化学メーカーが石油化学から高機能化学へリソースをシフトする中、生産設備もIoT化されるなど徐々に複雑化が進んでいます。また、昨今はサイバーセキュリティ対策の必要性も高まっており、いかに設備の安定稼働とセキュリティ対策を両立させるかが重要なテーマになって参りました。本セッションでは海外で多くの実績を積んでいるServiceNowのOTマネジメントの概要と導入事例、最新機能などをご紹介いたします。
ServiceNow Japan合同会社
インダストリー・ソリューション・ストラテジー事業本部 製造インダストリーGTM担当ディレクター
中西 圭一郎 氏
セッション1-2 3月13日 14:10~14:40
デジタル技術活用による技術・技能伝承
企業活動において、個人と組織の経験値の蓄積や共有はイノベーションの規模とスピードを確保するための重要な活動です。過去の成功事例、失敗事例、事故やトラブルへの対処、センサーやシステムが自動収集した情報、データから推測される予測値、社内外の有識者へのコンタクト情報、様々な情報が社内の各所に記録されており、また担当者の頭の中やPCに蓄積されています。しかしながら、それらの多くは属人化やサイロ化しており、上手く伝えられないとか探せないという問題に直面しています。本セッションではデジタル技術を活用して様々なデータを入力し、紐づけし、検索を容易にしたり気づきを促す事例や、ベテランのノウハウを育成や制御に活用する事例をご紹介します。
日本マイクロソフト株式会社
インダストリアル&製造事業本部 インダストリーアドバイザー
安並 裕 氏
セッション1-3 3月13日 14:45~15:15
経営環境の変化に対応するマーケットインテリジェンス活用 - ナレッジストアによる新規事業・技術戦略設計 -
産業構造が大きく変化する中、様々な企業さまがグローバル目線での事業開発に活路を見出そうとされています。今回は新技術のバリューチェーンや市場成長予測・プレイヤー動向などを把握し、マーケット起点からお客さまの新規事業や海外展開などの新しい挑戦における経営判断に役立つサービスを紹介させていただきます。
オリックス株式会社
事業法人営業第一部アライアンス事業推進チーム マネージャー
山本 真由美 氏
基調講演1-2 3月13日 15:25~15:55
東レが進める研究・開発におけるデジタル活用
東レにおいては、素材の研究・開発に精通した人材がデジタル技術を駆使し、革新材料を創出するため、シミュレーションやMIを活用した本質解明や予測設計により、材料開発の高度化・効率化を進めている。今回はMIを活用した炭素繊維複合材料と樹脂の設計、マルチスケール計算技術を活用したポリマー材料設計の事例を紹介する。
東レ株式会社
上席執行役員 研究本部長
井口 雄一朗 氏1988年 東レ株式会社入社。電子情報材料研究所にてディスプレイ用材料の研究開発を開始し、事業化までを一貫して担当。2013年 電子情報材料研究所長、2017年 電子情報材料事業本部(技術・生産)担当を経て、2021年から現職。「社会を変える」製品開発をモットーに、飽くなき情熱で組織をけん引する。
セッション1-4 3月13日 16:00~16:30
競合の一歩先を行く! 技術力を製品開発に活かす情報収集DX
脱炭素やエネルギーセキュリティ、再生可能エネルギーへの移行など、社会トレンドと密接に関わる石油化学産業。不確実性が高い現代において研究開発部門は中長期を見据えた競争力の向上が期待されており、そのためには組織や個人の「情報収集力」が重要な役割を持ちます。本講演では、明日からできる情報収集方法やトレンドの掴み方、集めた情報の活用方法についてお伝えします。
ストックマーク株式会社
執行役員
田中 和生 氏
セッション1-5 3月13日 16:35~17:05
企業間データ連携で材料開発の常識を変える“秘密計算×MI”
EAGLYSは『世の中に眠るデータをつなぐハブとなり、集合知で社会をアップデートする』をビジョンに掲げ、秘密計算によってデータ保護と利活用を両立します。当セッションでは、秘密計算をMI領域に適用し、企業間データ連携によって材料R&Dを加速するソリューションEAGLYS ALCHEMISTAを紹介いたします。
EAGLYS株式会社
Products & Solutions EAGLYS ALCHEMISTA Product Manager
阿須間 麗 氏
セッション1-6 3月13日 17:10~17:40
先進事例で紐解く、数字が語るDX効果 ~プラント制御・材料開発でいま何が起きているのか~
プラント制御では、日立造船さまのごみ焼却発電施設でAI制御による長期運転に成功した事例をご紹介。発電効率はどこまで向上したのでしょうか。材料開発では、高分子学会にてパブリシティ賞を受賞した事例をご紹介。開発期間の短縮やコストの削減額に驚きの結果が判明。こんなMIがあったのかと、実感していただけます。製造業DXで何が変わるのか、その解を明らかにします。
株式会社日立ハイテクソリューションズ
経営戦略本部 DXマーケティング部
吉村 かの 氏
基調講演1-3 3月13日 17:45~18:15
研究変革に向けたデータプラットフォームの構築
当社は、データ活用による研究変革を実現しようとしています。第一歩として業務構造化・データモデリングからDBを構築し、全所一貫したデータマネジメントを始めています。本発表では、研究開発の加速に繋がった取り組み事例と今後の展望をご紹介します。
日本ゼオン株式会社
デジタル研究開発推進室 主任研究員
和田 梓 氏2007年、日本ゼオン株式会社に入社、研究員として製品開発に従事後、企画・管理部門にて研究管理を担当。その際に、ノーコードツールを活用し、研究管理システムの構築・運用を経験。現在は、2021年6月より新設されたデジタル研究開発推進室の専任として、約60名のメンバーと十数を超えるプロジェクトを統括、推進。
Day2:3月14日
基調講演2-1 3月14日 13:00~13:30
住友化学のDX ~設備管理システムを梃子にした高度保全化の取り組み~
住友化学はDX戦略の一つとして、工場・生産部門においては「スマートファクトリー」推進体制のもと、「生産性の向上」「データドリブン経営による事業の競争力強化」を進め、安全安定操業の確保と事業強化を図っている。ここでは、全工場の設備管理における「設備保全の高度化」事例について概説する。
住友化学株式会社
理事(生産技術部、デジタル革新部 担当)エンジニアリング部長
小林 伸行 氏工業化研究所にてアクリル板製造プロセス開発、新工場立上げに従事。LCDカラーフィルタ製造会社に出向しフォトリソ技術を担当。情報電子部門に戻り、製造課長、グローバル技術統括、生産技術部長、大江工場長を経て、2021年からコーポレート部門。
セッション2-1 3月14日 13:35~14:05
DX推進に向けたデータ活用 ~戦略的資産としてのプラントデータ活用~
プラントにおけるデータを戦略的資産として活用するには、データをプロダクトとして管理することが求められる。本セッションではPI Systemの価値と利活用のためのステップ、更にはデータ活用の課題と解決法、事例等を紹介する。加えて、将来期待されているインダストリアルメタバースに関するAVEVAの取組みにも触れる。
アヴィバ株式会社
ソリューション営業本部 ソリューション戦略部長
実田 正弘 氏
セッション2-2 3月14日 14:10~14:40
利益に直結する工場への投資、正しい工場DXの進め方
工場は利益創出の宝箱。DX化の本質の一つは新規設備等の導入ではなく、既存設備を前提にITの力で工場全体の生産性を拡大させること、つまりITの活用は大きな経営効果が期待できます。が、カイゼン文化の影響で工場のIT化は遅れています。本講演では、利益に直結する工場DXの取組み方について皆さまに提言します。
株式会社スマート工場研究所
取締役
久下 直彦 氏
基調講演2-2 3月14日 14:50~15:20
三菱ケミカルグループにおける自発的デジタル活用の取り組み紹介
これまでDXは会社の施策としてシーズ志向でDX技術の導入を進めてきた。新しい技術に接する楽しさや他社に先行したりする意識は芽生えたものの、独創的すぎたり、ニーズにマッチしないなどが理由で製造現場に受け入れてもらえないケースが発生した。現在ニーズ志向や自主性への転換を目指し、製造現場が主体的に検討を進めていくための環境つくりや風土つくりを行ってきたので、その事例をいくつか紹介する。
三菱ケミカル株式会社
技術統括本部 生産技術部 部長
杉原 昌樹 氏1991年 旧三菱レイヨン株式会社に入社。生産技術部にて主に樹脂系製造のプロセス開発・改良を約10年担当。樹脂系の製造も約20年担当し、鶴見工場長を経て現職に至る。これまで、ものづくりの最前線で製造のあるべき姿を追い求めてきた。
セッション2-3 3月14日 15:25~15:55
石油・化学業界におけるアナリティクスを用いた価値創出
我々SASは、長年培ってきたアナリティクスの知見やマルチインダストリーでのビジネス経験を元に、石油・化学業界のお客様へ各種ソリューションを提供している。本講演では、製造工程の品質改善業務を中心に、アナリティクスを用いた効果創出の考え方および活用事例をご紹介する。
SAS Institute Japan株式会社
ソリューション統括本部 Advanced Analytics COE シニアプリセールスソリューションアーキテクト
西井 雅之 氏
セッション2-4 3月14日 16:00~16:30
より効率的で安全性の高いスマートな保安を実現するDXとは
loT技術、クラウドの拡大、AIや機械学習の発展に伴い、世界のデジタル化が飛躍的に進む一方で、製造業界では熟練技術者の退職や少子高齢化、若年者の生産現場離れが原因となり、生産設備の稼働を維持する現場の技術者・保全要員・作業員等の人手不足が進んでいます。このような状況下において、DXが果たす役割が高まってきています。今ある課題にDXを使ってどのように解決できるか、事例を交えてご紹介いたします。
Cognite株式会社
代表取締役社長
江川 亮一 氏
基調講演2-3 3月14日 16:35~17:05
品質情報可視化と高度解析による業務変革 ~データ分析環境構築から品質管理活用事例を中心に~
当社は最先端デバイスに使われる材料を含めて多様な製品を展開している。顧客に満足していただく製品を提供するために、品質データを可視化し、高度に解析することで、品質管理レベルの向上が必要となっている。本発表では、ETLとBIシステムの導入について、「データ分析環境の基盤構築」「品質管理活用事例の紹介」「今後の展望」について報告する。
日産化学株式会社
富山工場 品質保証室長 品質管理責任者
小澤 智行 氏2001年、日産化学工業株式会社(現日産化学株式会社)に入社。研究員として分析・解析技術の研究開発に従事。2014年、富山工場の品質保証室にて、機能性材料・化学品の品質管理・品質保証を担当。2019年より、デジタル推進担当者として、工場のデジタル推進やシステム導入PJリーダーを兼任。
●講演者、プログラム内容、タイムテーブルが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
●全てのセッションは、会期後よりアーカイブ配信もいたします。気になるセッションの見直しなど、ご都合にあわせて、ぜひ登録・視聴ください。
※一度の登録で、会期中はどのセッションでもご視聴いただけます。またアーカイブ配信だけを視聴する場合でも、登録いただく必要があります。
※アーカイブ配信の準備が整いましたら、登録者の方にメールでお知らせいたします。
協賛
お問い合わせ
アイティメディア株式会社 イベント運営事務局 : event_support@sml.itmedia.co.jp
開催日程
- 2023/03/13 13:00 - 03/14 17:05 (1685分)
申し込み期間
- 2023/01/30 00:00 - 2023/03/14 14:00
次回の開催までおまちください。