【期間限定配信】第49回WAKO Web受託セミナー 「新しいScaffold Hoppingをアミノ酸マッピングAAMで導く ー天然化合物の骨格改変と難病におけるドラッグリポジショニングへの適用ー」
概要
2023年12月13日に富士フイルム和光純薬主催で第49回WAKO Web受託セミナー「新しいScaffold Hoppingをアミノ酸マッピングAAMで導く
-天然化合物の骨格改変と難病におけるドラッグリポジショニングへの適用-」を開催いたしました。
本セミナーでは、富士フイルム(株)で開発したアミノ酸マッピング “AAM記述子”とAIシミュレーションを組み合わせた骨格改変サービスdrug2drugs®の
基本原理のご説明とともに新たに得られたデータをご紹介いたしました。
また本技術を用いた事例として、
大阪大学産業科学研究所・招へい教授 内海龍太郎先生
大阪大学医学部腎臓内科・招へい教員 木村友則 先生
をお招きし、研究結果をご紹介いただきました。
期間限定にて、動画をオンデマンド配信致します。
公開期間:2024年4月1日(月)~2024年6月30日(日)
開催方法:オンデマンド配信
参加費:無料
<講演内容>
開会・注意事項のご説明
1) 創薬支援CROサービスdrug2drugs®とその特徴のアミノ酸マッピング(AAM)記述子と構造式設計AIについて、骨格変換の目的別最新事例ご紹介
【演者:富士フイルム(株)】
講演時間:約35分
2) 新規な細菌ヒスチジンキナーゼ阻害剤の探索:天然化合物構造とAI-AAM®の活用
【演者: 大阪大学産業科学研究所・招へい教授 内海龍太郎 先生】
講演時間:約35分
【要旨】
Waldiomycinは細菌の2成分シグナル伝達系(TCS)を構成するヒスチジンキナーゼ(HK)を阻害する天然化合物であり、放線菌抽出物から見出された。
Waldiomycinは細菌HKに共通に保存されているH-box領域に作用し、自己リン酸化反応を阻害する。
またHKは細菌情報伝達のセンサーとして機能し、種々の病原細菌の病原性や薬剤耐性を制御している。
本研究では、H-box領域のアミノ酸と直接作用するwaldiomycinの部分構造よりアミノ酸マッピング(AAM)記述子を作成、その記述子を基に化学構造式ライブラリー(約1,200万化合物)から候補化合物を探索した。
記述子が同等となる頻度が高い、特徴ある基本骨格に着目し誘導体合成を行い、HK阻害活性を評価した。
その結果、新規HK阻害剤を見出すことに成功した。
3) AI-AAM®を用いた難病でのドラッグリポジショニング
【演者:大阪大学医学部腎臓内科・招へい教員 木村友則 先生 】
講演時間:約40分
【要旨】
難病は、患者数が少なく発症機序が不明であるため、新規に治療薬を開発するのは難しい。
そのため、既存薬を別の疾患の治療薬として転用する、ドラッグリポジショニング (DR)が注目されている。
ある程度の薬理効果がある薬をもとに、その薬理効果は同じであるが様々な構造を持つ多くの薬を探索することができれば、
効果や安全性の面でふさわしい薬を見つけられる。そこでAI-AAM®を難病での新たなDR候補取得に活用した。
閉会
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お問い合わせ
富士フイルム和光純薬株式会社
試薬化成品事業部 試薬営業本部
バイオソリューション推進部
TEL:03-3270-8247
ご相談・お問合せはこちら E-mail:jutaku2@fujifilm.com
開催日程
- 2024/01/09 09:00 - 2024/06/30 23:55
申し込み期間
- 2023/12/27 18:20 - 2024/06/30 23:55
キャンセル期間
- 2023/12/27 18:20 - 2024/06/30 23:55
次回の開催までおまちください。