第39回Wakoワークショップ 「神経変性疾患の謎を解き明かす」
概要
現在、 高齢化社会の到来とともに、神経変性疾患等の患者さんの数は、世界的に大幅な増加傾向にあります。そして、それに伴う労働生産性の損失や医療・介護費の増大などが我が国においても大きな社会問題となっています。
しかし、この神経変性疾患のほとんどは、まだ明確な原因がよくわかっておらず、そのため、神経変性疾患が「なぜ」「どのように」発症するのかという、疾患の発症機序を科学的に詳しく明らかにし、その基礎知見に基づいて診断法や治療法を開発することが強く求められています。
今回のWakoワークショップでは、「神経変性疾患の謎を解き明かす」 をテーマに、この分野において第一線で活躍されている研究者の方々にご講演いただきます。
◆開催要項◆
日時:2024年12月21日(土) 10:00~17:00(予定)
会場:秋葉原コンベンションホール + ウェビナー (ハイブリッド開催)
総合企画:服部 信孝(順天堂大学 学長補佐、大学院医学研究科神経学 教授)
参加費:無料
◆スケジュール:時間/講演内容◆
10:00~10:05 開会挨拶 富士フイルム和光純薬(株)
10:05~10:20 はじめに 服部 信孝 教授
【第1部:パーキンソン病の分子機構】 座長<山中先生、勝野先生>
10:20~11:05 「エネルギーに着目したパーキンソン病の病態解明と創薬開発」
渡辺 宏久(藤田医科大学 医学部
脳神経内科学 主任教授)
11:05~11:50 「パーキンソン病の病態解明とバイオマーカー開発」
波田野 琢(順天堂大学大学院 医学研究科 神経学 先任准教授)
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11:50~13:00 (昼食)
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【第2部:筋萎縮性側索硬化症の分子機構】 座長<小野先生、矢部先生>
13:00~13:45 「ALSにおけるTDP-43病理形成と制御の分子機構」
山中 宏二(名古屋大学副総長、環境医学研究所 病態神経科学分野
大学院医学系研究科 病態神経科学 教授)
13:45~14:30 「リバーストランスレーションで読み解く筋萎縮性側索硬化症の病態機序」
勝野 雅央(名古屋大学 大学院医学系研究科 神経内科学 教授)
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14:30~14:45 (コーヒーブレイク)
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【第3部:認知症の分子機構】 座長<渡辺先生、波田野先生>
14:45~15:30 「アルツハイマー病の抗体療法の現状と展望」
小野 賢二郎(金沢大学医薬保健研究域医学系 脳神経内科学
金沢大学附属病院 脳神経内科 教授)
15:30~16:15 「 Bassoon proteinopathyという病態は存在するのか?」
矢部 一郎 (北海道大学大学院医学研究院 研究院長補佐 神経内科学教室
教授)
16:15~16:40 おわりに 服部 信孝 教授
16:40~ 閉会挨拶 富士フイルム和光純薬(株)
開催日程
申し込み期間
- 2024/09/11 10:27 - 2024/12/21 18:00
キャンセル期間
- 2024/09/11 10:27 - 2024/12/21 18:00