第55回WAKO Web受託セミナー「精密切断肺スライス(PCLS)の有用性」
概要
富士フイルム和光純薬主催にて、第55回WAKO Web受託セミナー「精密切断肺スライス(PCLS)の有用性」を開催します。
本セミナーでは、名古屋市立大学 大学院 医学研究科 神経発達症遺伝学分野 学内講師 金澤 智 先生をお招きし、PCLS作製手順から生化学的な評価法についてご紹介いたします。
<開催概要>
講演日:2024年12月5日(木) 14:00~15:20
参加費:無料
<スケジュール>
14:00 開会・注意事項のご説明
14:00~14:20 1)企業講演①:CTGF ELISA kitのご紹介
【演者:富士フイルム和光純薬】
《要旨》
CTGF(Connective Tissue Growth Factor)は臍静脈や血管内皮細胞から産生される分泌タンパク質である。細胞接着や軟骨細胞の増殖・分化などに関与し、組織線維化の主要因子と考えられている。ヒト血中にはCTGFのC末部分が欠損したN末領域CTGFが存在し、N末領域CTGFは、特発性肺線維症(IPF)を含めた様々な線維症のバイオマーカーになる可能性が報告されている。当社ではN末領域CTGFを特異的に定量できるELISA系として“CTGF ELISAキットワコー”を開発した。本セミナーでは、臨床検体を用いた測定データを交えながら、本ELISA系の有用性について紹介する。
14:20~14:40 2)企業講演②:生体試料のご紹介(ヒトPCLS凍結組織/ヒト血球細胞)
【演者:富士フイルム和光純薬】
《要旨》
本講演では、当社の生体試料製品についてご紹介いたします。
AnaBios社のヒト精密切断肺スライス(PCLS)は、凍結融解後でも肺の機能およびバイアビリティーが保持されており、さまざまな創薬研究に利用できます。スライス組織は、小気道、呼吸実質細胞、免疫細胞などで構成される複雑な肺構造を保持しています。
CRL Cell Solutions社とPrecision for Medicine社は、末梢血単核球(PBMC)や骨髄単核球(BMMC)のような血球細胞取扱いメーカーです。血球細胞は、T細胞やB細胞、NK細胞などで構成されているため、免疫学的アッセイやヒト化マウス作製に利用できます。
14:40~15:20 3)精密切断肺スライス(PCLS)の有用性
【演者:名古屋市立大学 大学院 医学研究科 神経発達症遺伝学分野 学内講師 金澤 智 先生】
《要旨》
Precision-cut lung slices(PCLS)は、各種臓器を薄切しex vivo培養を行う実験手法で、化合物による機能評価を簡便に行う事ができる。そこで肺線維症モデル (induced-usual interstitial pneumonia, iUIPマウス) 由来肺PCLSを作成し、UIP肺に対する線維化および毒性に関する様々な検討を行った。本セミナーでは、基礎的な肺PCLS作製手順から、生化学的な評価法まで幅広く取り扱い概説する。
15:20
閉会
《当ウェビナーの内容、テキスト、動画・画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。》
Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text, images and movies are strictly prohibited.
Webセミナーに関するご相談・お問合せは下記までご連絡ください。
お問い合わせ先
富士フイルム和光純薬株式会社
試薬化成品事業部 試薬営業本部
バイオソリューション推進部
電話番号:050-3514-4875
メール:jutaku2@fujifilm.com
開催日程
- 2024/12/05 14:00 - 12/05 15:20 (80分)
申し込み期間
- 2024/11/14 17:56 - 2024/12/05 15:20
キャンセル期間
- 2024/11/14 17:56 - 2024/12/05 15:20