ウェビナーとは?ウェビナーの基本を整理しよう


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インターネットがインフラとして整うに伴い、今までになかった色々なサービスが登場し、生活やビジネスのシーンでさまざまなスタイルが生まれました。ウェビナーは、欧米では一般的なマーケティングツールとして広く普及しており、米国では6割以上の企業が導入しています。ウェビナーは距離や時間、場所の壁を越えて人々をつなげ、新しいビジネススタイルを可能にしました。日本でも今では一般的になったインターネットを用いた情報発信・収集手段の1つとして近年大いに注目されています。
本記事ではウェビナーとは何かという基本的なことに触れたうえで、メリット・デメリットについてもご紹介します。

ウェビナーとは?


ここではウェビナーの定義と誕生などについて解説します。

ウェビナーの定義

ウェビナーとは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた言葉で、動画を使ってセミナーなどをオンライン上で実施・配信することです。従来のセミナーは、会場を借りて参加者に足を運んでもらうのが一般的でしたが、ウェビナーはインターネットを介することによって、開催者も参加者もどこにいてもセミナーに参加することを可能にしました。近年ではウェビナーはセミナーのみならず企業の会社説明会、製品紹介、会議など色々な場面で用いられるようになりました。

ウェビナーの誕生

ウェビナーはもともとアメリカで誕生しました。アメリカは国土が広いので、1社訪問するために数日要することもあり、移動のための時間的コストと交通費・宿泊費がかさむのが企業活動における課題でした。そのような地理的な問題を解決するために、従来はアメリカ各地に販売代理店を置いたり、営業代行サービスを利用したりして地方のマーケティングをカバーする方法が取られていたようです。
しかし、販売代理店を設置・運営するコストや営業代行サービスに掛かるコストの発生があり、また本社のメッセージが顧客にうまく伝わらないといった問題がありました。そこで本社の営業部隊と遠方の顧客を直接つなげる手法としてウェビナーが誕生しました。

パソコンとインターネットの普及に伴ってウェビナーを利用する環境が整い、高速インターネット網が整備されたことがウェビナーの普及を後押しとなり、今ではアメリカの6割以上の企業がウェビナーを導入しています。ウェビナーを視聴する端末もパソコンからタブレットやスマホへと広まり、場所を選ばず視聴できるようになったため、ウェビナーがより身近なものとなっています。

ウェブ会議・ウェブミーティングとの違い

ウェブ会議・ウェブミーティングは、その名の通りウェブを介して行う会議のことです。インターネット回線を利用して、時間や場所を限定せずにどこでもアクセスできることが大きなメリットです。また、使用するツールによっては音声だけでなくテキストや画像を送ることも可能で、複数の拠点をまたいで会議が開催できます。アプリケーションを利用するための専用の機器も特に必要ないケースが多く、パソコンやスマートフォン、タブレットといった各種端末から参加が可能です。現在は新型コロナウイルスの影響もあり、こうしたツールの使用頻度が上がっていますが、中にはウェブ会議だけでなく飲み会や座談会などに使用されているケースもあるようです。

対して、ウェビナーとはインターネット上で行うセミナーのことを指します。一見すると双方は似ていますが、ウェブ会議やウェブミーティングが比較的少人数の参加者で議論を目的にしているのに対し、ウェビナーは多人数を対象にセミナーを開催する目的で開くという点で異なります。また、アンケートをはじめとした豊富な機能が搭載されていることも特徴の一つです。そのため、ウェビナー用のツールとウェブ会議・ウェブミーティング用のツールは代替することもできますが、主に求められる機能が異なり、それぞれの用途に合わせて適切なツールを選ぶ必要があります。

日本におけるウェビナーの浸透

アメリカに比べて日本においてウェビナーの浸透が一歩遅れた原因としては、日本では企業が東京に一極集中していること、地方の顧客でも新幹線や飛行機で日帰り出張が可能なことが挙げられます。また、直接会って顔を合わせる方が好まれたのも要因の1つでしょう。

しかし、日本は少子高齢化が進んで働き手が減少し、どの企業も人手不足で企業活動の合理化が強く求められています。そのような状況下では、1社の顧客のために1人の営業マンが丸1日と数万円の交通費を費やすのは、非常に効率が悪いと言えるでしょう。
また、近郊の顧客に営業マンが訪問営業をして自社の商品やサービスを紹介する場合でも、ツールの操作方法などの説明が少し複雑なものになると、紙のパンフレットや口頭では内容を伝えるのが困難でした。自社のホームページに商品やサービスの紹介ページを掲載するのは以前からありましたが、情報伝達の手段としては限定的なものでした。しかし、ブロードバンドの普及によって大容量の動画が配信できるようになると、動画を用いた情報発信という新しい情報伝達手段が出現し、それによってウェビナーという形態が普及し始めました。

日本でも企業は自社にいながらにしてより多くの顧客・ユーザーに訴求できるようになり、視聴者はどこにいても密度の高い情報を得られるようになってきているのです。

ウェビナーの使い方・用途

ウェビナーの使い方・用途は主に5つあります。

1つ目は、自社や製品の説明会・展示会です。自社単独の説明会によるプロモーションは、詳細に商品やサービスのセールスポイントを伝えることができ、購買につなげることができます。しかし、特に中小企業にとってオフラインセミナーや展示会の開催コストは決して安いものではありません。そこで、ウェビナーであれば低コストで開催できます。1日に何度も開催できるうえに、地域を問わずに参加者を募ることができるので、オフラインセミナーよりも多くのユーザーにアプローチ可能です。

2つ目は、ウェブサイトからの問い合わせに対する営業です。同じような内容の問い合わせにその都度営業マンが対応するにはコストがかかり、業務効率も非効率です。また、同じような内容の問い合わせが続くということは製品に分かりにくい部分があるということです。ウェビナーで商品・サービスへの理解を深めてから問い合わせしてもらうフローを取り入れれば、初歩的な質問は減り、より確度の高い顧客からの問い合わせのみを集めることができます。

3つ目は、既存顧客に対する勉強会やセミナーです。ウェビナーを定期的に開催して有益な情報を提供することで既存顧客の乗り換えを防ぎ、会社と顧客とのつながりを強めて、アップセルやクロスセルを狙うのに効果があります。

4つ目は株主総会です。株主総会は自社のファンを作るために絶好の機会です。演出の凝った特色のある株主総会をウェビナーで同時に配信すれば、株主に対するアピールを強化できます。遠方にいる株主が参加できるだけでなく、録画を何度も見てもらうことによって、会社の方針をより理解してもらうことも可能です。

5つ目は新卒採用です。ウェビナーでの開催は学生も参加しやすく、広い会場を用意しなくても開催でき、高い集客力がある点が大きなメリットです。録画した動画を流すタイプのウェビナーであれば、採用担当者の時間を割かずに説明会の実施ができます。また、説明会だけでなく、オンライン面接に利用したり、内定者研修にも使用したりすることができます。

動画の記録・配信とコミュニケーションの両方を実現できることから、これ以外にも様々な面で利用されるようになってきています。

ウェビナーの種類


ここではウェビナーのライブ配信と録画配信について解説します。

ライブ配信

ライブ配信は、ウェビナーを開催する日時を決めて動画をリアルタイムで配信する方法です。速報性と臨場感に富み、質疑応答ができるなど、会場で開催するセミナーと同等の臨場感があります。
参加者も、会場型のセミナーでは多くの人の前で手を挙げて質問するのは少々勇気がいることでも、ウェビナーならチャット機能を使って気軽に講師に質問できます。また、参加者からアンケートを集めて参加者の理解度を知ることができます。開催者も参加者の反応を見ながら進行することができ、双方向のコミュニケーションによってコンテンツの理解度を深めることができます。

画面上でエクセル、ワード、パワーポイントなどの資料を共有しながら、開催者がどこを説明しているかを示すことで円滑な意思疎通が図れます。さらに、ウェビナーツールによっては開いている資料の画面を貼り付けたり、書き込みしたりして共有することもできます。

録画配信

録画配信は、あらかじめ撮影したものや動画を編集したものを配信するものです。視聴者は24時間いつでも視聴できて、繰り返し再生することで理解を深めることができます。特定のテーマについてじっくりと学習したり、専門的な内容を学習したり、難易度の高い内容のレクチャーを受けたり、商品の取り扱い説明を学ぶことなどに向いています。

配信者にとっても、録画したものにテロップを入れたり、スライドショーや効果音を付け加えたりしてコンテンツを分かり易くて充実したものにすることができ、視聴者の満足度や集客率を向上させることができます。視聴者のアンケートなどの反応を見て動画の内容を見直し、ブラッシュアップすればコンテンツの質の継続的な改善につながります。

ウェビナーのメリット

ウェビナーには多くのメリットがありますが、ここでは5つのメリットをご紹介します。

集客力が高い


ウェビナーはインターネットにつながる環境さえあれば場所を問わずに開催できます。日本全国はもとより海外にいる人も参加できます。今まで距離的な問題で参加できなかった人が、移動の労力や交通費・宿泊費の負担なしで参加できるので、幅広い層から集客が可能です。もちろん、ウェビナーの開催にあたっては集客を積極的に行わなければ成功しません。
具体的にどうやって集客をするかというと、以下の3つの方法が考えられます。

1つ目は自社ホームページでの集客です。自社のホームページを訪れる人は自社の商品やサービスに興味がある人なので、より情報量の多い動画コンテンツを見てくれることが期待できます。

2つ目は自社のSNSアカウントです。最近ではSNSの拡散力に着目して積極的にSNSで情報発信する企業が増えてきました。SNSで情報が広まることによって広範囲にわたって訴求することができます。

3つ目はメールマガジンです。過去に問い合わせのあった人や名刺交換をした人、商品やサービスのユーザー登録をした人などにメールマガジンを送ってウェビナーを紹介します。

コストを抑えられる

ウェビナーは会場開催型のセミナーと比べてコストを低く抑えることができます。その理由は3つ挙げられます。

1つ目は、会場のレンタル料が掛からないことです。会場でセミナーを開催する場合は一定以上の人員収容ができる会場を借りる必要があり、会場が大きくなればレンタル料もかさみます。ウェビナーはインターネットにつながっていて撮影できる空間さえあれば済みますので、大きな会場は不要です。

2つ目は、主催者、参加者の交通費や宿泊費が掛からないことです。遠方で開催する場合、あるいは遠方から会場にやって来る場合、交通費や宿泊費は無視できない出費です。ウェビナーならそのような心配はなく、主催者も参加者も自分の都合の良い場所で開催・参加が可能です。

3つ目は、1度録画すれば何回でも配信できることです。会場型のセミナーを複数回開催するとなれば主催者はそのたびごとに会場に赴かねばならず、講師を何回も招かなければなりません。ウェビナーであればそのような人件費も掛からず、視聴者は自分の都合のよいときにいつでも見ることができます。

運営の手間が省ける

ウェビナーは準備や運営の手間が省けます。会場開催型のセミナーは、会場を予約して関係者の日程を調整し、当日は受付、案内、資料配布を行い、開催後は撤去や片付けなど、準備に何人もの運営スタッフが必要なため何回も開催するのは困難です。
一方、ウェビナーなら会場の手配も要らず、インターネット上で一元的に受付、案内、資料配布を行うことができ、会場の片付けも不要で、少人数で運営可能でき、最小限のコストと手間で何回でも開催できます

会場開催型のセミナーは都心で開かれることが多く、遠方で開催する場合はその都度会場を押さえて運営スタッフが遠方に出向いて設営する必要がありますが、ウェビナーはその手間がなく、会社にいながらにして日本全国はもとより、ひいては海外へも配信が可能です。

録画をコンテンツとして蓄積できる


会場開催型のセミナーは終わってしまえば何も残らず、参加できなかった人は興味のあったことを聞きそびれてしまう可能性もあり、開催する側にとってもターゲットを逃して機会損失を招きます。その点ウェビナーは1度開催したものを録画し、Webサイト上にアップロードしておけば、参加できなかった人が後から見たり、参加した人でも繰り返し見たりすることができます。そのため、Web上にウェビナーの録画を保存しておくことで同じ内容のセミナーを繰り返し行う必要がなくなります。

ウェビナーを通じてユーザーや顧客にとって有益な情報を蓄積し発信し続けていれば、ロイヤルティーが高まり、リピーターや新規顧客の増加が期待できます。その結果、会社のブランド価値が上がり、価格競争に巻き込まれず、価格が高くても継続的に購入してもらえるようになります。ウェビナーを定期的に開催し、その録画を逐次蓄積・更新していくことで新たな提案を発信することができ、より多くの人に向けて自社の価値を訴求することができます。

ウェビナー参加者の顧客化が容易

ウェビナーは開催後に開催者と参加者が連絡を取り合いやすく、参加者の顧客化が容易です。ウェビナー参加者は自社の商品やサービスに強い興味を持っている潜在顧客なので、ウェビナー上で製品やサービスを実演して見せることにより、さらなる関心を集める効果があります。

ライブ配信であれば、質疑応答の時間に参加者がチャット機能を使ってリアルタイムで対話を行うことで関係を醸成でき、録画配信であれば問い合わせ先を画面上に表示しておくことで顧客と企業の接点を保持することができます。ウェビナーは企業と顧客を結ぶ架け橋にもなり得るのです。

ウェビナーのデメリット

ウェビナーには豊富なメリットがある一方でデメリットもあります。以下にウェビナーのデメリットを示します。

インターネット環境がなければ利用できない

ウェビナーはインターネットを介して配信されるため、当然のことながらインターネット環境がなければ利用できません。また、配信者側、視聴者側のどちらかの回線環境が悪いと、途中で動画が止まってしまうこともあります。パソコンなら光回線、スマホなら最低でも4Gが必須です。インターネット環境は広く行き渡っているので通常は問題ないと思われますが、何らかの原因でインターネットに接続できないトラブルが起きたらウェビナーの配信・参加ができません。

ウェビナー配信用のツールが必要

ウェビナーを配信するにあたっては配信用のツールが必要になります。講師が話している様子を配信するのはもちろん、作成した資料を共有や動画の挿入機能、質疑応答のためにチャット機能、アンケート機能など、ウェビナーの開催内容や形式に応じてさまざまな機能が必要となります。

昨今はさまざまなツールがウェビナーサービス会社から提供されていますので、配信する内容や規模に応じて選ぶことができます。選ぶ際は、機能面の他にも、料金、回線の安定性、サポート体制などを加味して選ぶといいでしょう。

ウェビナーのポイント・注意点


ここではウェビナーを開催する際のポイントや注意点を5つ紹介します。

インターネットに慣れない層がターゲットの場合は相性が悪い

インターネットに接続できる環境があれば参加が容易であるメリットを持つウェビナーですが、インターネットに慣れない層がターゲットの場合は相性が悪いという問題点があります。日常的にスマートフォンやPCを利用してインターネットを使用している層であれば問題はありませんが、インターネットに慣れない層に対しては告知そのものが届きにくく、届いたとしてもやり方が分からず、敬遠されてしまいます
このため、告知の際には分かりやすい参加手順を提示しましょう。特に、インターネットに慣れないユーザーにとってはフォームの入力は負担が大きい操作になり、入力が複雑だと離脱される可能性がありますので配慮が必要です。

機能やサポートは有料ツールの方が豊富

有料ツールには映像や音声の質、インターネット回線の安定性が高く、映像が乱れにくいメリットがあります。機能やサポートも充実しており、問題発生時は緊急時でも即時対応してくれるケースが一般的です。「ツールを扱うには社員のITリテラシーが低い」などの悩みを持つ場合は、カスタマーサポートを受けられる有料ツールを導入した方がよいでしょう。

無料ツールはコストが抑えられるので魅力的ではありますが、ただ配信ができれば良いという場合以外にはおすすめしません。音質や画質が悪かったり、機能も充実していなかったりと使い勝手が悪く、サポートが受けられないケースも多くあります。また、サポートを受けられてもメールのみでの対応と、限定的な対応である場合が多く、緊急時にはサポートを受けられない可能性が高いのです。
したがって、無料ツールを使う場合は社外向けのウェビナーではなく、社内の比較的カジュアルなミーティングなど、限定された人で使用するのが良いでしょう。

事前準備や練習のないウェビナーは失敗する

ウェビナーの良くある失敗として、事前準備や練習が足りていないケースが挙げられます。配信がスムーズに行われなかったり、発表者が緊張して言葉に詰まり伝えたい内容が伝えられなかったりした場合、自社イメージは崩れてしまいます。
また、インターネット配信で問題になりやすいのが音割れや画質の悪さです。音が悪く、聞きづらいと内容が頭に入ってこないだけでなく、視聴自体がストレスになり参加者が離脱する要因になります。
さらに、発表者は話し方にも注意が必要です。小声でボソボソと喋ったり、緊張して早口になったりすると、内容が聞き取れないことが参加者のストレスになり、離脱の一因となります。発表者は台本を一字一句覚えるよりも、伝えるべき内容をしっかり覚えることを優先させましょう。

このような失敗は、リハーサルをすることでなくすことができます。リハーサルではスライドと台本を確認するだけではなく、発表者が交代するタイミングや参加者と双方向コミュニケーションをとるタイミングなど、想定される技術的な問題を事前に解消しておきましょう。スムーズに進行するように、ウェビナー開催日から1週間前から数日前までに通しのリハーサルで準備しておくことをおすすめします。

参加者の気持ちは冷めているという前提で

ウェビナーは参加のハードルが低いですが、離脱のハードルも低いため、熱心な参加者は滅多にいないと考えるべきです。そこで重要なのが参加者を惹きつけるコンテンツ、演出を用意することです。
ウェビナー参加者は、何かしらの利益が得られることを期待して参加しています。そのため、参加者は最初からセールスをされるためにウェビナーを見たいわけではないことを理解しておく必要があります。セールスに特化したウェビナーではなく、顧客と信頼関係を構築するようなコンテンツを作ることで、将来に開催するウェビナー参加者の増加やSNSなどでの口コミの発生も期待しやすくなります。

「とりあえずやってみよう!」は絶対に失敗する

目標を具体的に設定しないままウェビナーを開催しても何の効果も得られません。ウェビナーを開催する際は定量的な目標を定めて、どの効果を狙って開催するのか目的を明確にし、PDCAサイクルを回しながらより良いウェビナーにしていく必要があります

目標を具体的にするには、リードナーチャリングのプロセスを設定し、見込み顧客が自社を初めて知ってから最初の成約までの各段階に対してウェビナーをあてはめる手法が有効です。プロセスを設定することで、自社の理解を深めることが目標のウェビナーや、商品理解を深めることが目標のウェビナーなど開催の目標を明確化できます。
アンケートは、数値化した目標の達成状況を確認するのに有効なツールです。ウェビナーで参加者へのアンケートフォームを設置することで、参加者のニーズやリードナーチャリングの達成具合などを把握することができます。

ウェビナー開催までの手順・方法

さて、では実際にウェビナーを開催するときの手順と方法を確認してみましょう。どのようなポイントに気をつけながら行うべきなのでしょうか。

ウェビナーの目的・目標・ターゲットを決める

ウェビナーを開催するためには、まずウェビナーの目的・目標・ターゲットを決めましょう。
ウェビナーを通して何を伝えたいかを考えるにあたって、より効果を高めるためにはターゲットを定める必要があります。若者向けに高齢層のコンテンツを届けてもあまり人気がでないように、届ける内容と想定ユーザーを上手くリンクさせて考える必要があります。

また、単に「見込み客」といってもその内容はさまざまです。例えば、サービスの想起度が高いものの自社に興味が無い層なのか、サービスへの興味関心は薄いものの自社への想起度は高い会社であるのかなど、いくつかのケースが考えられます。そのため、マトリックス図などを使って、あらかじめユーザーニーズをまとめてみると良いでしょう。

そして、ウェビナーを開催する「目的」によってマッチする内容も異なります。新商品の発表会・オンラインセミナー・社内研修など、ウェビナーの内容は色々あります。何のために開催するのかという「目的」が明確になることで、内容や開催時期、進め方が自ずと決まっていくでしょう。逆に、ここで目的がブレてしまうと単にウェビナーを開催することだけで終わってしまい、結果につながらないはずです。ターゲットやゴールは具体的に定めるよう注意しましょう。

ウェビナーのコンテンツを決める

次に、ウェビナーのコンテンツを決めていきます。コンテンツの内容は、前のステップで決めた目的とターゲット層に合わせて形づくっていきましょう。例えば、セミナー後の問い合わせ件数を増やすのが目的であれば、セミナーで良質なノウハウを提供した後、さらに詳しい内容が掲載されたebookを無料DLできるといった内容が効果的でしょう。その他、購買意欲を高めるのであれば実際に商品を使っている状況を見せるなどの構成にするのもおすすめです。まずは目的を起点にして、どのような流れで結果に繋げるかを考えてみましょう。

ウェビナーの参加者を集客する

配信コンテンツの内容が固まったら、いよいよユーザーの集客を行います。ウェビナーの集客方法は主に二つの方法があります。
一つ目は情報サイトに登録する方法です。こうしたサイトに流入するユーザーの多くはすでに課題が顕在化しているため、より確度の高いユーザーを獲得できるでしょう。
二つ目は自社でプロモーションを行って集客する方法です。SNSや各種広告、オウンドメディアからの自然検索流入で集客する方法などが挙げられます。特にSNSの中でも拡散性の高い媒体を活用すれば、場合によってはかなりの流入が期待できます。ターゲット層にリーチするためにはどのような媒体を活用するのが適切か、よく考えてみましょう。

当日の役割分担を決める

ウェビナー開催当日の役割分担をしておくことも大切です。例えば、講師・カメラマン・音声担当・操作担当・Q&Aの回答担当といった風に分けられます。中でも操作担当者は大切で、不具合が生じたときに素早く対処できる必要があります。開催前にはテストとして社内でプレウェビナーを実施してみるのもいいかもしれません。

台本や絵コンテを作成する

ウェビナーの配信で失敗しないように、台本や絵コンテを用意してリハーサルしておくと良いでしょう。特に外部から講師を招くようなケースでは、自社が想定しているものと講師が想定している内容にズレが生じがちです。しかし、台本などのガイド的なものがあれば、そういった認識のズレを防ぐことができます。ただし、台本を使って練習するときは台本を暗記するのではなく、あくまで内容を覚えることに注力しましょう。

ウェビナーツールの使い方をマスターする

ウェビナーの開催をする前に、使うウェビナーツールの使い方をマスターしておくことも忘れてはならないポイントです。配信にトラブルはつきものですが、避けられるべきものは避けておくのがベターです。配信中の中断や遅延があまりにも頻繁に起きるようだと、会社の印象悪化にもつながりかねません。

また、ウェビナーの効果を最大化するためには、各種機能を使いこなすことが大切です。しかしウェビナーの機能が簡単に使えるものであっても、ぶっつけ本番ではうまくいかない可能性もあります。タイミングよく資料を見せたり、チャットでコミュニケーションを図ったりできるよう、ウェビナーツールの扱い方をよく理解しておきましょう。

参加者にリマインドメールを送信する

参加者へのリマインドメールも忘れずに行いましょう。ウェビナーは手軽に参加や申し込みができる反面、どうしても忘れてしまいがちです。そのため、参加一週間前・三日前・前日といったように、何度かに分けてユーザーの離脱を招かないよう注意しましょう。ウェビナーツールの中には、メールを一斉送信できる機能が搭載されているものもあります。より効率化を図りたい方はそういった運用面の機能も確認しておくと安心です。

ウェビナーの質を高めるには


ウェビナーを開催するなら、質の高いものを配信して、より多くの成果を獲得したいと考えるのではないでしょうか。しかし、いきなり質の高いウェビナーを開催しようと思っても、どうすればいいのか、何から始めればいいのか分からりません。とくにウェビナーを難しいものと捉えている方にとっては、非常に難しい課題を出された気分になるのではないでしょうか。
そこで、どうすれば質の高いウェビナーを開催できるのか、ウェビナーの質を高める方法やポイントをご紹介します。

経験を積む

まずは何よりも経験を積むことです。特にライブ配信の場合、当日、急なトラブルが生じたときの対応力は、ウェビナーの経験量に比例します。どのようなトラブルが起こるのか、事前に想定していても、想定外のことが起こることがあります。そのため、どのような問題が発生するのかは、経験を積むことによって知るのが一番です。
またトラブルを経験することで、次に同じような問題が生じたときに冷静に対応することができます。トラブルが生じたときにあわててしまうと、参加者に与えるイメージが低下してしまいます。トラブルが起こっても参加者へ与える印象を良くするためには、冷静に対応する姿を見せなければなりません。

アンケートを実施する

ウェビナー後に参加者にアンケートを実施しましょう。「大いに満足」「まあまあ満足」「普通」「少し不満」「大いに不満」などの選択肢でウェビナーの内容について評価してもらい、また不満がある場合は何が不満なのか、具体的に記載してもらうことで改善点が見つかります。開催側では気付かない欠点や問題点は第三者に指摘してもらうのが一番です
また良かった点にについての質問項目も設けましょう。良かった点は基本的には変更せず、そのまま継続したほうが良いからです。良かったところを把握せずに変更してしまうと、最悪の場合、質を高めるどころか低めてしまいます。

他社のウェビナーに参加する

他社のウェビナーに参加して、開催側ではなく参加者側の目線に立ってみることも大切です。しかし競合他社のウェビナーは同業であることから参加を断られることが多いので注意しましょう。大抵は申し込みフォームに断りがあるはずです。
業界や扱う商材の異なる他社のウェビナーを見ても、何のためにもならないと思うかもしれません。しかしたとえ同業ではなかったとしても、他社のウェビナーから学ぶべきものがたくさんあるはずです。ウェビナー全般にいえる質の高いウェビナーのポイントがあります。例えば、コンテンツの構成やアンケートの設計、講師の話術など、業界が異なっても共通する部分があります。
また、単純にウェビナーに参加することで、その会社のサービスや製品に対して新たな発見があるかもしれません。導入を検討しているサービスや今現在利用しているツールなどのウェビナーに参加することで、業務効率を改善する方法や見つかるかもしれません。利用者の立場としてサービスや製品の詳細を調べながら、同時にウェビナーの勉強ができて一石二鳥といえます。

定期的にブラッシュアップする

コンテンツの内容は定期的にブラッシュアップしましょう。アンケートの内容を踏まえて改善するだけでなく、例えば実際に顧客の声を聞いている営業担当者から現場の様子を聞いて、コンテンツに反映させるといいでしょう。「最近~~の機能の評価が高い」「〇〇の課題を抱えている顧客が多い」などの情報を共有してもらえれば、ウェビナーの内容に活かすことができます。また、逆にウェビナーの参加者のニーズを営業担当者に共有することで、営業でのクロージングを改善できる可能性があります。
特にウェビナーの担当者と営業担当者が別の部署で関わりが薄い場合は、意識して積極的に協力すべきです。ウェビナーを営業に活かし、営業をウェビナーに活かすことで相乗効果が生まれます。

配信サポートを受けてみる

ウェビナーツールの提供会社やイベント運営会社などで配信サポートを提供していることがあります。配信サポートはウェビナーの経験や知識が豊富な専門のスタッフよる運営支援を受けることができます。ウェビナーの質を高めるには経験を積む必要がありますが、配信サポートを受ければ未経験の場合でも質の高いウェビナーを開催することができるでしょう
もちろんコストが掛かりますが、コア業務をこなしながら余裕のない中で慣れないウェビナーの用意をして思わしくない結果になるよりも、コストを掛けて結果につながるウェビナーを開催することをおすすめします。
またサポートを受ける場合でもウェビナー経験値は貯まります。自力でできるようになるには時間が掛かるかもしれませんが、効率よく、結果を出しながら上達するならサポートを受けるのが良いでしょう。

ウェビナーを配信するならネクプロはいかがですか?


最後に弊社が提供するウェビナーツール「ネクプロ」をご紹介します。ネクプロは大企業での採用実績も多く、管理IDが30万以上と、多くのユーザー様にご利用いただけているウェビナーツールです。

ウェビナーを配信する上で心配な配信データ量を、ユーザーの回線の状況によって変えることで、配信画像の途切れを防ぎます。また、会場開催型のセミナーとウェビナーを同時に実施するのに最適な機能を用意していますので、初めてウェビナーに挑戦するという方にも使いやすく設計しております。
さらに、ウェビナーを録画し、アーカイブ化することで、オウンドメディアとしても活用することが可能です。セミナー配信のみならず、申し込み受付、会員管理、分析・レポートを一元的に行うことも可能で、ネクプロ1つでウェビナーが完結します。

ウェビナーツールの導入を検討されている方は、ネクプロの導入をぜひご検討ください。詳しくはこちらをご覧ください。


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