03 Case Studies VE活動事例

VEによる設計ノウハウ伝承と意識改革 ~救急車用ストレッチャーに学ぶ~

救急車用ストレッチャーのモデルチェンジにおいて、ベテラン設計者から若手設計者への設計ノウハウ伝承を実現したVE実践事例と、活動後の具体的な設計案を紹介する。
(再生時間:事例編 18分+ 解説編 12分)

和田 集太 氏 株式会社松永製作所 開発技術部 係長

2011年、株式会社松永製作所入社。法人営業を経て、2014年に開発技術部に配属、オーダーメイド製品の設計業務に従事。2020年より新製品の企画開発に携わるとともに、VE事務局として社内のVE活動の推進サポートを担当。現在は、人材開発専任として人事戦略の策定や社員の育成体系構築に従事。

鈴谷 爽真 氏 株式会社松永製作所 開発技術部開発課 係長

2013年、株式会社松永製作所入社。1年間の溶接研修、2年間の営業研修、2016年より品質保証業務、2018年より生産技術業務を担当。2020年に開発技術部に配属、新規製品の設計担当者として多くの製品を手掛ける。現在は設計者のマネジメントや、若手設計者の育成にも携わる。

大西 規生 氏 【解説】 有限会社大西マネジメント・ソリューション 代表取締役 CVS

企業のITシステム開発・運用、業務改善などに携わった後、現会社に入社。現在は、CVSとしてVE や現場改善、業務改善、IT化支援などの実践活動の指導・支援に従事している。技術士(経営工学)、中小企業診断士、ITコーディネータ、システムアナリスト、VE誌編集委員、日本VE協会西日本支部(関西)運営委員など。

商品企画段階でのVE適用事例 ~潜在的顧客ニーズの顕在化の実現~

鉄道車両用ブレーキ/ドア製品における検修設備の新製品を開発する事になった。開発コンセプトを策定する際、潜在的顧客ニーズを顕在化させるために有効な技法として紹介されている「コンセプト・メーキングVE」を適用した事例を紹介する。
(再生時間:26分)

藤原 秀行 氏 ナブテスコ株式会社 鉄道カンパニー 神戸工場調達部原価管理課 主任 VES

2007年、ナブテスコ株式会社に入社。鉄道ブレーキ製品の開発に従事した後、新規案件や開発品の原価企画業務に従事し、VEの重要性を知る。2013年にVEL、2015年にVESを取得。VE教育体系を整え、VE基礎講座の社内講師、また、VE実践活動の事務局等を務め、社内のVE活動の推進事務局を担う。

VE手法の習得と自社製品への適用

VEの社内導入を第一義として(独)中小企業基盤整備機構のハンズオン支援活動を活用した事例。消防自動車に欠かせない機能部品を選定し、試作機による評価や、今後の自社製品への拡大展開を見据え独自のフローチャートを作成した活動について紹介する。
(再生時間:21分)

中村 敦 氏 株式会社吉谷機械製作所 製造技術部 次長 VEL

1999年、株式会社吉谷機械製作所に入社。設計課に所属し消防ポンプ自動車の設計に従事する。令和3年度に(独)中小企業基盤整備機構の支援によるアドバイザー派遣のもと、チームリーダーとしてVE習得活動を実施し、令和4年度にVEL資格を取得する。現在は設計業務と並行して社内にVE会議を設置し、VE活動を実践している。