2019年度は、「『上質な価値』に磨きをかけ、MOPの強みである『リアルな体験』をさらに進化させることで新しい時代をご出店者とともに発展する」ことに注力いたしました。

5月の新元号変更や10月の消費税増税などの社会変化、消費者心理に対応すべく、MOPブランドの発信強化、三井ショッピングパークカード・アプリを活用した顧客化の推進、ご出展者との更なる連携強化を図りました。

また、ショッピングだけではない「リアルモールならでは」の時間の過ごし方や「予期せぬ多様な楽しみ」の体験など、MOPの来館価値を提供することで、他業態、競合施設との差別化を促進いたしました。

加えて、ビッグデータを活用した非会員の分析による新規媒体へのチャレンジで更なる集客の拡大、顧客化を推進いたしました。

特に「GW SALE」では、各施設での大型集客イベントが奏功し4月、5月は前年比101%、105%(MOP木更津除く)と好調な推移でございました。 9月の「増税直前 OUTLET CHANCE SALE」では、告知媒体を増強し需要を喚起したことで売上最大化に成功しましたが、10月はその反動に加え各エリアで台風による大きな影響を受けることとなりました。

11月後半はブラックフライデー施策による買上げ増、重衣料の稼働により復調し、年始から開催した「NEW YEAR SURPRISE SALE」の元日売上は3施設が売上レコードを更新し、連休最終日まで大きく売上を伸ばしました。

しかし、2月から3月にかけては新型コロナウイルス感染症拡大の影響による外出控えやインバウンドの激減、各施設で臨時休館を余儀なくされ失速し、2019年度の年間売上は3,157億円となりました。