ウェビナー(オンライン開催)と会場参加型セミナーを4つのポイントで徹底比較!


 ライター:西山 紀哉
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会場参加型セミナーのマーケティングを既に実施されている企業で、これからウェビナーを検討されるご担当者の方も多いと思われます。今回ネクプロが会場参加型セミナーとオンライン開催のウェビナーを徹底比較します。

長年お客様のご支援をさせていただいるネクプロの統計データを基に独自の視点で分析しました。
 今後ウェビナー実施を検討する際に参考になればと思います。


1.集客方法について

1-1.プロモーション手段

ウェビナーと会場で行うセミナーの効果的なプロモーション手段はほぼ変わりません。これまでに行っていたセミナーのプロモーション方法をそのままウェビナーに当てはめても、一定以上の効果は期待できるでしょう。具体的な手段については以下の記事を参照してください。

ウェビナーをつかったbtobリードジェネレーション

一部ウェビナーに有利な周知手段として、Twitter、Facebook等のSNSが上げられます。Webリテラシーが高いユーザが比較的多いため、高いCVR(コンバージョン率)を期待できるでしょう。
ウェビナーと会場セミナーの性質によって、集客に一長一短がある場合もあります。

ウェビナーの場合はリアルタイム配信以外にオンデマンド配信といった形式を利用することにより、視聴者の都合に合せた参加方法も提供可能なため、決まった日に拘束される会場セミナーに比べ、参加者を獲得し易いといった場合があります。
会場セミナーでは展示物の閲覧や、懇親会といった現地ならではのコンテンツを準備することが可能です。


それぞれの特性を活かした活用方法はあるものの、一長一短があり「プロモーション手段」という観点ではウェビナーと会場セミナーで優劣は無さそうだということが分かります。

1-2.申込受付期間

会場参加型セミナーの申込期間は一般的に2ヶ月間と言われています。

ウェビナーは3~4週間で十分な集客が可能です。
遠方の参加者も含まれる可能性があり、会場セミナー参加のためにはスケジュール調整が前もって必要になります。自席から参加できるウェビナーはスケジュール調整が比較的に楽に行えます。

気軽に参加できるウェビナーは直前に申込が集中します。ウェビナーの参加登録が一番集中するのは1週間前です。さらに当日申込も33%もあります。 短期集中で集客が可能で、当日まで追い込みで集客が可能な点で、ウェビナーが圧倒的有利です。

1-3.集客数

集客ボリュームですが、会場のキャパシティによって制限されることが往々にしてあります。

ウェビナーは比較的集客数の上限を大きく設けることが可能です。会場セミナーの場合、規模が大きくなるほど施設も限られてきますし、予約も困難になってきます。ウェビナーもインフラの制限を受けますが、数百名規模のセミナーも実現しやすい仕組みです。

そのため、会場セミナーは施設の最大席数がキャップとなり、集客の上限が決まってしまうケースが多く、不利となります。


会場のキャパシティ(席数)による制限が無い場合、ウェビナーと会場セミナーの実績を比較した場合はどうでしょう。 現時点ではそこまで集客数に差は無いというデータとなっています。平均値でほぼ同じ集客数となり、中央値でいうとウェビナーが会場参加型セミナーに比べ4割減となっており、むしろ少なくなっています。
※2019年9月時点のウェビナー、実会場セミナー同時開催のものを条件に算出

ウェビナーは場所や時間に囚われず参加可能なセミナー形式で、リーチできる参加者絶対数も多いはずです。それでは何故そのようなデータとなっているのでしょうか。
筆者は以下のように分析しています。

  • 実会場を優先した集客をされているケースが多い

会場参加型セミナーを満席にするということは、いずれのマーケティング担当者の使命として重くのしかかります。
そのため、ウェビナーの集客に力を入れすぎると、実会場に空席が出来てしまうのではないかというリスクや不安にかられ、結果会場セミナーを満席にしてから、ウェビナーの申込を開始するなど、思い切った集客が出来ていない場合があります。

弊社のデータではウェビナー参加者と会場参加型セミナー参加者の属性は異なり、互いの席数を食い合う結果にならない事が多いと判っています。全く同じコンテンツでセミナーを同時開催しても会場は従来通りの結果を期待でき、ウェビナーでさらに多くの参加者を獲得することができるでしょう。

  • ウェビナーという参加方法の認知度が低い

ウェビナー開催企業が増えていますが、未だセミナー開催の多数が会場開催であるため、自然と会場セミナーに流れる参加者が多いのが事実です。

  • 国土が狭いため出張し易い


ウェビナー先進国アメリカでは移動に数日かかることもあります。
日本は国土が狭いため、ほぼ日帰りで顧客訪問やイベント参加が可能な点も普及を遅らせる要因として上げることができます。
 認知度の問題や国土の問題は合理化が進むでしょうからウェビナーの普及は時間の問題であると考えています。むしろ今からウェビナーを開始することによって、競合他社に先駆けてブランディングが可能なので、チャンスとも言えます。


「この会社のウェビナーは欲しい情報を与えてくれる」とブランディングされることにより、リピーターが増え、リード育成にも繋がり易くなります。 継続的にウェビナー施策を行っている企業が、初年度は会場セミナーとほぼ同程度だったウェビナー集客を、3年で3倍以上に増やした事例もあります。(会場セミナーの集客は毎年横ばい)ブランディングが功を奏した事例です。

認知度の低いウェビナーですが、ソフトウェア業界やハイテク業界などのウェビナー参加に意欲的な業界もあります。参加者のリテラシーが高く、ニッチで専門性の高い情報発信のニーズがある業界はウェビナーと相性が良いと考えます。ソフトウェア業界では既にウェビナー参加が会場セミナーを凌駕する実績が多数出てきております。 集客数は将来的な観測も含めるとウェビナーが有利と言えます。


2.セミナー開始までに掛かる手間とコスト

次にセミナー開始までに掛かる手間とコストについて比較してみましょう。

2-1.会場の用意と移動

ターゲットとなる層が全国各地に広がっている場合、会場参加型セミナーでは各地でセミナーを開催する必要があります。例えば東京にオフィスを構える会社が、北海道・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡で計6回のセミナーを開催するとします。定員はそれぞれ100名、運営に必要な社員は4名として、会場の用意と現地への移動にどの程度費用が掛かるでしょうか。

【北海道】
東京から北海道への移動に飛行機を使ったとします。LCCを使えば片道5,000円ほどで済ますこともできますが、確実に移動することを考えて、JALやANAを利用したとしましょう。また、早期購入にすれば普通運賃よりも安くなるので、搭乗の2ヶ月前に購入しているとしましょう。時期によりますが、通常片道4万円程度の運賃が早期割引で1/3程度の価格になります。だいたい13,000円くらいです。
札幌駅周辺で100名入る貸し会議室は1時間あたり10,000~20,000円程度です(こちらも時期によって変動しますが)。セミナー開催のための時間と前後の準備撤収の時間を考慮して、合計で4時間借りるとしましょう。
そして札幌に日帰りでセミナー開催に行くのは大変なので、前日に移動して一泊し、セミナーを開催して東京に戻る日程とすると、ホテルの宿泊費も掛かります。
大体1泊7,000円程度に納めることにしましょう。
合計で、
(13,000円×2+7,000円)×4人+20,000円/時間×4時間=212,000円
が必要になります。

【仙台】
仙台も北海道とほぼ同じ条件で開催するとします。ただし移動手段は新幹線で宿泊はありません。
新幹線は片道だいたい11,000円、貸し会議室は1時間あたり10,000円前後ですので、
11,000円×2×4人+10,000円/時間×4時間=128,000円
です。

【東京】
オフィスのある東京なので、移動や宿泊費は基本必要ありません。オフィスで会場開催型セミナーを開けるスペースがあれば0円として扱っていいでしょう。貸し会議室が必要な場合はそのレンタル費用が掛かります。

【名古屋】
名古屋も仙台と同様に移動手段は新幹線で宿泊なしとします。
新幹線は片道だいたい11,000円、貸し会議室は1時間あたり10,000円前後なので仙台と同じく合計で128,000円です。

【大阪】
大阪も新幹線で日帰りとしましょう。
新幹線は片道だいたい15,000円、貸し会議室は1時間あたり10,000~20,000円程度です。
15,000円×2×4人+20,000円/時間×4時間=200,000円

【福岡】
福岡は新幹線で1泊としましょう。
飛行機は早割を使って片道12,000円程度、一泊7,000円のビジネスホテルを利用、貸し会議室は1時間あたり10,000~20,000円程度です。
(12,000円×2+7,000円)×4人+20,000円/時間×4時間=204,000円

6回のセミナーの合計で872,000円が必要です。
ではこれをウェビナーに切り替えたらどうでしょう?社内の会議室を利用すれば、交通費・宿泊費・会議室のレンタル代、すべて掛かりません。つまり90万円弱をコストカットすることができるのです。
また、会場参加型セミナーでは参加者への対応が必要なため、運営スタッフを4人と設定しましたが、参加者との対面することのないウェビナーであれば、その半分の2人でも運営可能です。
会場の用意と移動、人件費の面で見ると、ウェビナーの圧勝といえるでしょう。もちろんウェビナーの配信ツールが90万円以上かかるとなれば、会場参加型セミナーの方が費用を抑えて開催ができますが、それよりはるかに安い価格で使用できるウェビナーツールがあるので、ウェビナーの勝ちとして扱ってよいでしょう。

2-2.当日資料の用意

セミナー開催においてコストが発生するのは会場費や交通費、人件費だけではありません。当日配布する資料にもコストが発生します。
6都市開催で1回あたり定員が100なので、最低600部の資料が必要になります。1部あたり10枚のコピー用紙を使用したとすると、6,000枚のコピー用紙が必要です。5,000枚入り1箱で3,000円弱なので、印刷ミスを考え2箱買って6,000円かかるとしましょう。
一方ウェビナーではデータを参加者に共有するだけで済むので0円です。印刷してホチキス止めする手間も必要ありません。
6,000円というと、会場代や交通費に比べてちょっとした金額ではありますが、塵も積もればでセミナーの開催数を増やすごとにどんどん負担になってしまいます。その点を考えると、余計にウェビナーの勝利といえるでしょう。

3.セミナー参加について

ここまではセミナー主催者側の視点で比較をしてきましたが、参加者側の視点でも比較してみましょう。

3-1.検討時間

会場参加型セミナーでは、会場の場所と開催日時を確認し、当日その場所、その時間に会場に足を運べるかどうかを確認してから参加申し込みをしなければなりません。予定がまったく埋まっていなければすぐに参加を決めることができますが、もし前後に予定が入っていたとしたら、参加できるか、前後の予定をずらすことができないかどうか、検討・調整が必要です。時間がかかるため、検討中に参加枠が埋まってしまい、参加できなくなってしまう可能性があります。
一方ウェビナーであれば、配信時間にオンライン環境にいられるのであれば参加が可能であるため、前後に予定が入っていても比較的参加しやすいといえます。そのため検討時間も短くなる傾向にあり、即決で申し込みができるため、参加枠を逃してしまうこともありません。

3-2.移動

会場参加型セミナーでは移動が必要です。そのため近場での開催ではない場合は参加を見送る人は少なくありません。また移動に費用も掛かってしまうため、よほど参加したいと思えるセミナーでなければ参加しようと思ってもらえません。
一方でウェビナーは移動の必要がありませんので、東京にいながら北海道や沖縄、はたまたアメリカなどの外国で開催されているセミナーでも参加が可能です。交通費の心配もありません。

4.最重要!案件化について

後日公開予定


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この記事のライター
西山 紀哉(Toshiya Nishiyama)

西山 紀哉(Toshiya Nishiyama)

株式会社ネクプロ 取締役社長