Innovation Field 2025

染谷 隆夫

東京大学大学院工学系研究科・教授、博士（工学）。専門は伸縮性のある有機エレクトロニクス。ヒトの皮膚にインスピレーションを得たシート状センサ電子人工皮膚を実現し、伸縮性エレクトロニクスと呼ばれる新領域の礎を築く。理化学研究所主任研究員・チームリーダーを兼務。これまでにプリンストン大学Global Scholar、ミュンヘン工科大学Hans Fischer Senior Fellowなどを併任。第16回江崎玲於奈賞、第65回藤原賞などを受賞。

富原 早夏

2006年に経済産業省に入省し、外国人材政策、産業再生、自然エネルギー、アジアとの経済協力・経済連携交渉、ヘルスケアなどの政策を担当。23年7月からスタートアップ政策を担当。東京大学大学院薬学系研究科（MPharm）、米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了（MBA）。

永田 暁彦

2008年より株式会社ユーグレナを経営。2023年末にCEOを退任。加えて2015年より日本最大のディープテック特化ファンド「リアルテックファンド」を設立、現在は同ファンドを運営するUntroD（アントロッド）社の代表。2024年12月に上場後も継続保有するクロスオーバーファンドを野村アセットマネジメント社と設立。

伊藤 美樹

日本大学大学院航空宇宙工学専攻修了後、内閣府最先端研究開発支援プログラム「（通称）ほどよし超小型衛星プロジェクト」にて開発業務に従事。2015年4月アストロスケール日本R&Dに入社。同社代表取締役社長に就任し、エンジニア業務も兼任した。2018年には、「Forbes Emergent 25」や日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」に選出、アストロウーマン賞を受賞。2023年2月より現職。

佐藤 将史

一般社団法人SPACETIDE　共同設立者・理事兼COOとして、2015年より日本初の民間発宇宙ビジネスカンファレンス"SPACETIDE"の企画・運営を行う他、宇宙ビジネス振興の各種活動を展開している。
2003年より野村総合研究所にて、イノベーション領域を中心に政策立案から企業戦略まで幅広くコンサルティング業務に従事。
2019年 ispaceに参画、日本初の宇宙スタートアップIPOの後、SPACETIDEにて現職。
並行して、Beyond Next Venturesにて宇宙領域アドバイザー及びスタートアップエコシステム整備に従事(兼務)。
内閣府「みちびき（準天頂衛星）エバンジェリスト」。
気象庁「静止気象衛星に関する懇談会」委員。
東京大学理学部卒（地球惑星物理学）・同大学院理学系研究科修了（地球惑星科学）、UCLA大学院MPP（公共政策学修士）

田中 謙司

東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニー、日本産業パートナーズを経て、東京大学大学院工学系研究科助手に着任。特任准教授、准教授、2024年より現職。電力、エネルギー、物流などの領域でデータやシミュレーションを活用した事業・サービス設計の研究を行っている。

中川 貴徳

Sakana AIにてProject Managerとして事業開発を担当。Sakana AI入社以前には、三井住友フィナンシャルグループのITイノベーション推進部・デジタル戦略部でフィンテックの黎明期から新規事業開発に従事。同社にて銀行法の規制緩和の認可第1号案件となるフィンテック子会社を創業し、国内最大規模となるAIを活用した本人確認サービス（eKYC）を立ち上げ。シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス（MBA）修了・東京大学経済学部卒業。

岡田 拓郎

金融業界横断でAI・IT活用を推進することをミッションに複数団体を運営。銀行ではAI・データ活用組織の立上げ、スタートアップアライアンスを所管。2022年金融データ活用推進協会を設立、NPO法人金融IT協会を立上げ。2023年金融AI・ITでビジネス効果を最大化するスタートアップTrust株式会社を設立。

山﨑 俊彦

東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了、同大学院助手、講師、准教授を経て、現職。
マルチメディア、コンピュータビジョン、パターン認識、機械学習を専門分野・領域とし、研究に従事。

小川 久範

1997年、山一情報システム入社。1998年、日本アイ・ビー・エム入社。IT戦略策定コンサルティングなどを経験する。2006年、野村證券入社、野村リサーチ・アンド・アドバイザリーへ出向。ハイグロースTECH系スタートアップ担当のアナリストとして、ベンチャー企業の調査・支援に従事し、数十社のIPOに関与する。2016年、みずほ証券入社。SaaS、AI、Web3等を中心にプライマリーリサーチに従事。

馬田 隆明

日本マイクロソフトを経て、2016年から東京大学。東京大学では本郷テックガレージの立ち上げと運営を行い、2019年からFoundXディレクターとしてスタートアップの支援とアントレプレナーシップ教育に従事する。スタートアップ向けのスライド、ブログなどで情報提供を行っている。著書に『逆説のスタートアップ思考』『成功する起業家は居場所を選ぶ』『未来を実装する』『解像度を上げる』『仮説行動』。

片田江 舞子

2005年、ディープテック投資を行う（株）UTECに入社。PeptiDream（株）をはじめ、主にバイオ・ヘルスケア領域において大学発技術シーズの事業化支援・投資活動に従事。経産省・文科省・内閣府にて、スタートアップ支援・大学研究力強化・地域創生等に関する委員メンバーや審査員等を歴任。2024年Infinite CORE（株）創業。東京大学大学院理学系研究科 博士（理学）

齊藤 健一

Sozo Venturesにて、戦略企画、投資、事業開発、教育活動に注力。Sozo Ventures入社以前は、三菱UFJ銀行に21年にわたり勤務し、デジタルサービス企画部にて、マネジメントとして、コーポレートイノベーション活動をグローバルに牽引した。2009年から3年間シンガポールに駐在し、インド、ベトナム、フィリピンの銀行とのパートナーシップ機会を発掘し具現化。ミシガン大学ロスビジネススクールにてMBAを取得後、2015年から2020年まで、シリコンバレーにて、MUFGの米州グローバル・イノベーション・チームを率い、フィンテック企業を中心に、スタートアップ投資と事業開発を推進した。現在、Fintech協会理事としても、オープンイノベーション分科会を中心に活動中。

阿部 博

監査法人に入社して以来、主に金融商品取引法監査・会社法監査をはじめ、株式公開支援業務、デューデリジェンス業務などに従事。
現在は監査業務の他に、企業成長支援本部インキュベーション部長として大学発ベンチャーへのサポートや、オープンイノベーションのイベントを推進。また、KPMGジャパンの活動としてプライベートエンタープライズセクター　スタートアップ統轄を担当し、スタートアップの発掘・育成支援に従事している。
著書に『株式公開の実務　Q&A』（共著、第一法規）、『株主総会の運営と決議』（共著、第一法規）、『有価証券届出書等におけるリスク情報の完全分析』（共著、中央経済社）、『新会社法A2Z』（第7号、第一法規）、『IPOと戦略的法務　会計士の視点も踏まえて』（共著、商事法務）、『実践インキュベーション 大学発スタートアップ・エコシステムへのインサイト』（共著、中央経済社）。

須田 和憲

早稲田大学理工学部卒業後、株式会社東芝に入社。東芝で鉄道事業の責任者を務めたのち、日本電産（現ニデック）で永守社長直下の新規事業開発統括部で統括部長として新規事業領域を軸にビジネス組成を牽引。2020年に荏原製作所入社。2022年1月より現職。現在、荏原グループの新事業とマーケティングを担当。

渡邉 君人

2000年大阪外国語大学大学院修了。
大学在学中に脳機能検査プログラムATMT※1を作成。後にゲーム化され一般向けに販売された任天堂DS「アタマスキャン」は、年間販売本数30万本超のヒット。
2000年から2017年までIT企業の代表取締役を経て、2017年に代表取締役としてエコナビスタへ参画。
2023年にエコナビスタをグロース市場上場へと導く。

coming soon

田村 洋人

東京大学大学院を修了後、株式会社ニコンにて研究開発や事業開発、技術戦略に従事。自身の過敏性腸症候群（IBS）罹患を機に腸内細菌の可能性に着目し、2021年からメタジェンセラピューティクス株式会社に参画。医療サービス担当部長、事業統括部長を経て、COOに就任。腸内細菌叢移植（FMT）の研究開発に注力し、世界中の患者さんに新たな腸内細菌療法を届けることを目指している。

櫻庭 康人

多様な人的ネットワークと、マインドスコープ株式会社、株式会社センスプラウト等の設立・事業拡大を通じて身につけた豊富な新規事業開発の経験を活かし、株式会社天地人の代表取締役を務める。農業IoTセンサーの開発経験もあり、ハードウェアからソフトウェアまでその知識は幅広く、天地人サービスをビジネス視点でデザインする

松井 健

2006年 株式会社モンスター・ラボの創業メンバーとして参画。2011年 株式会社ミラを創業しコネクテッドデバイスの開発・量産経験を経て、2018年ｕｇｏ株式会社を創業、代表取締役CEOに就任。2021年に業務DXロボット「ugo（ユーゴー）」を警備ロボットとして商用化を開始。警備以外の分野ではデータセンターや発電所など点検分野での導入が進められている。2024年「第11回 ロボット大賞」ビジネス・社会実装部門 優秀賞受賞。

鈴木 裕士

2003年に日本原子力研究所（現、原子力機構）に博士研究員として入所。約15年に渡り中性子を用いた材料工学研究に取り組み、その後、研究成果の社会実装に向けた支援業務に従事。その活動で知り合った研究者と2021年4月に株式会社エマルションフローテクノロジーズを創業。エマルションフローによるレアメタルリサイクルとPFAS回収に取り組み、資源循環と環境保全の両立と調和を実現する社会作りに貢献しています。

高橋 政代

京都大学医学部卒業。京都大学大学院医学研究科博士課程修了。同附属病院眼科助手、米ソーク研究所研究員、京都大学医学部附属病院探索医療センター開発部助教授を経て理化学研究所へ入所。網膜再生医療研究開発プロジェクトのリーダーとして2014年世界初のiPS細胞由来網膜色素上皮細胞移植を実施する。2017年神戸アイセンターを設立。2019年理化学研究所を退所、株式会社ビジョンケア代表取締役社長に就任（現職）。2022年神戸市立神戸アイセンター病院研究センター顧問（現職）。

中川 純希

東京大学 先端科学技術研究センター 身体情報学分野アドバイザー。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修士課程修了。米ワシントン大学留学中はサービスロボティクスを研究。リクルートホールディングスで複数プロジェクトを立ち上げ後、CtoCスマホアプリ企業を共同創業。JST ERATO 稲見自在化身体プロジェクトでは研究推進主任として産学連携や知財管理を推進。2022年11月ジザイエを共同創業し「すべての人が時空を超えて働ける世界へ」を掲げ新産業創出を目指す。

coming soon

吉賀 智司

産業用の水中ドローンを軸に、水中をデジタル化するテクノロジーを提供するスタートアップ。深海探査の技術をベースに、インフラ点検や災害救助等の現場で使えるプロダクトに進化させ、水中DXの社会実装を推進している。代表の吉賀は、新卒でVCに入社、中小企業の管理部長での経験を経て、当社の事業をゼロから企画してきた。共同創業者である伊藤から2022年8月に代表をバトンタッチし、現在に至る。

佐藤 太紀

2021年に創業した、新素材・トポロジカル物質の社会実装を目指す東京大学発のディープテックスタートアップ企業です。従来の物質とは異質な磁気特性を持ち、常識を超える物理的効果を生じさせるトポロジカル物質を活用し、発熱を高速で検知する熱流束センサTL-SENSINGと、消費電力を大幅に削減可能な半導体メモリTL-RAMを開発中です。

間澤 敦

三菱商事にて金属資源の貿易・事業開発・事業撤退を経験の後、同社CVCにて資源・エネルギー領域のスタートアップ投資・成長支援を担う。自身の経験や人脈を最大限に活かし、世界に飛躍する企業の設立に挑戦したいとの想いから、2023年に京都大学イノベーションキャピタルの客員起業家（EIR）の第1期生として活動を開始。2024年に京大発のエネルギー企業となるライノフラックス社を創業。早稲田大学政治経済学部卒業。米国帰国子女。

Wu Rudder

ウー ラダー博士は、断熱技術分野で20年以上の経験を持つ材料科学者であり、革新的な素材技術を通じて産業界に変革をもたらす先駆者です。インペリアルカレッジロンドンで博士号を取得後、従来の常識を覆す断熱材「TIISA®」を開発。TIISA®は極低温の-253°Cから超高温の1300°Cまでの温度域で卓越した断熱性能を実現し、エネルギーインフラ、航空宇宙産業、水素サプライチェーンなど様々な産業分野で注目を集めています。その研究成果は、KPMG Global Tech Innovator Competition 2024など、数々の国際的な賞を受賞。現在は株式会社Thermalyticaの創業者として、持続可能な社会の実現に向けた断熱技術の社会実装に取り組んでいます。

細山 貴嶺

1歳で芸能活動を開始し、『世界一受けたい授業』などに出演。2017年慶應義塾大学法学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券で決済業務や業務効率化プロジェクトに従事。その後、資産運用会社で証券アナリストとして食品・建設業界のリサーチを担当。2023年に京都大学イノベーションキャピタルの客員起業家（EIR）として入社、同ポジションでの活動を通じて2024年4月に株式会社VetsBrainを共同創業し、2025年1月、取締役COOに就任。

齋藤 博幸

東京海上火災（現・東京海上日動火災）保険㈱、日本アジア投資㈱、㈱農林漁業成長産業化支援機構（A-FIVE）を経て2021年2月に味の素㈱のCVCに参画。社内インテリジェンス機能となるべく、主にヘルスケア、ICT、Food&Wellness、グリーンの4領域について、国内およびアジアを中心とした海外のスタートアップ投資やLP出資、協業推進、戦略立案支援等に従事中。

坂本 惇

日揮株式会社（現 日揮ホールディングス株式会社）入社後、”エンジニアリング”、”事業開発”及び”経営企画”の三本柱でキャリアを積む。
現在は日揮株式会社（現 日揮）の経営企画、事業開発部門のマネージャーとして、中期経営計画策定、M&A、新規事業開発等の幅広い分野を担当。また、2021年4月より運用を開始した「日揮みらい投資事業有限責任組合」の企画・立ち上げ、CVCフロントチームリーダーを務める。

マリー・ベルナール(Marie Bernhard)

Since September 2024, Marie Bernhard has been the Innovation Attaché at the Regional Economic Service of the French Embassy in Japan. Previously, she worked at the French Digital Council, a consultative commission on digital issues appointed by the Prime Minister, where she focused on issues such as artificial intelligence and platform regulation between 2022 and 2024. Her experience also includes working at the office of the Secretary of State for the Digital Economy on startup financing and deep tech technologies, for a consulting firm on geopolitics, and a French Member of the National Assembly. Marie Bernhard holds a Master’s in European Affairs from Sciences Po Aix, specializing in digital public policy and Asian geopolitics. In her current position, she contributes to French-Japanese cooperation on innovation and industry.